コロナウイルス感染症では血液凝固が促進し血栓リスクが高まるため、低用量ピルの服用には注意が必要と日本産科婦人科学会から注意喚起がなされていました。(1
現在ウィズコロナ時代を迎えて学会としての推奨が変更となりました。(2
2020年8月
- 重症、または軽症でも呼吸症状を伴う場合、OC・LEPやHRTを中止し、低分子ヘパリンを投与する。
- 軽症、または無症状の場合、OC・LEPはエストロゲン製剤以外の方法について検討し、HRTは、エストロゲン製剤を中止するか、または経皮製剤を用いる
2022年10月
- 無症状もしくは軽症の場合OC・LEP、HRTを継続して良い
- 入院を要するCOVID19の中等症、重症ではOC・LEP、HRTは中止
- ワクチン接種前はOC・LEP、HRTを中止しなくてよい
諸外国の対応を参考に低用量ピル継続可否が少し緩くなりました
参考文献