薬剤師の気ままブログ

精神科門前の管理薬剤師。勉強したことの備忘録(薬や病気)やたまに趣味などについて気の向くままに書いていきます。

ユリーフ(シロドシン)の鼻づまり

泌尿器科の医師が気にするユリーフの副作用に鼻づまり(鼻閉)があるようです。花粉症のシーズンに初回投与を行うと鼻づまりが悪化してクレームになることがあるようで、花粉症の時期のユリーフ開始を避けるケースもあるとのこと。

鼻閉の機序としては鼻粘膜のα1A受容体の阻害が考えられています。トラマゾリンの作用の逆と考えると分かりやすいと思います。

添付文書の鼻閉の副作用の頻度は1~5%未満となっています。100人に1人~20人に1人くらいです。

以前トラゾドン開始後に鼻づまりの訴えがあったケースを経験したことがあります。これもα1遮断作用によるものだったのかもしれません。

 

また、同じくα1A受容体阻害作用に基づく副作用には口渴があります。唾液腺のα1A受容体の阻害による副作用のようです。添付文書の副作用頻度は5%以上となっており、鼻閉より頻度は高くなっています。