薬剤師の気ままブログ

精神科門前の管理薬剤師。勉強したことの備忘録(薬や病気)やたまに趣味などについて気の向くままに書いていきます。

注射針のみの処方せんについて

インスリンは余っているから針だけ欲しいというケースがたまにあります。では針だけを処方せんで出せるのかというと、以下の通知により保険での院外処方はできません。自費なら可能です。

 

(9) 同一の患者に対して、同一診療日に、一部の薬剤を院内において投薬し、他の薬剤を院外処方箋により投薬することは、原則として認められない。

また、注射器、注射針又はその両者のみを処方箋により投与することは認められない。

引用:令和4年 医科診療報酬点数表 第2章 特掲診療料 第5部 投薬 第5節 処方箋料 F400 処方箋料 通知(9)

 

注射針と同じく注射器についてもそれのみで院外処方を行うことはできません。注射器とはカートリッジ製剤(ペンフィルやカート)の注入器やバイアル製剤のディスポシリンジのこと。

では現在よく使われているプレフィルド製剤はどうかというと、注射薬と注射器が一体となっているため、注射器のみとの判定にはならず、インスリンのみでの処方は可能のようです。

ただし、インスリンは「在宅自己注射指導」を受けて在宅で使用する薬剤ということになっており、算定は在宅医療の薬剤の区分となるため、インスリンのみの処方の場合、病院側は処方箋料を算定することはできません。

 

2022年9月25日改定