薬剤師の気ままブログ

精神科門前の管理薬剤師。勉強したことの備忘録(薬や病気)やたまに趣味などについて気の向くままに書いていきます。

金利とは?政策金利、市場金利について、景気や債券との関係など

世間においてなぜか薬剤師は高給取りのイメージがついていますが、現実的にはそんなことはありません。更に近年は医療費抑制のためにかなり締め付けが厳しくなっており、医薬業界は減収の一方です。

老後2000万円問題なども大きなニュースとなり先行きが不安ですが、銀行預金は超低金利で、一昔前のように貯金だけしておけばよい時代ではなくなってしまいました。

ということでちょこちょことお金の勉強をしています。初心者なりに頑張って調べています。

今回は金利についてです。

 

 

 

 

金利とは

「お金を貸し借りするときの対価」「借りたお金に対する使用料」などと表現することができる。貸借はお金を借りる側の需要によって行われる。借りた側はその資金で事業を行ったり、人を雇ったりすることができるが、貸した側は特にメリットがない。なのでお金を貸してくれたことに対する対価を払う。お金を一定期間貸すことにより、その間にその資金を使って得られたであろう利益を支払うという解釈もある。借りた側の目線だと、お金を貸してくれたことに対するお礼。一般的には金利~%のような割合の形で表す。

 

金利の例

銀行へ貯金をすると年に何回か利息がつく。この利息も金利の1つ。(細かく言うと利息は金額、金利は割合なので違うが。)

銀行に預けたお金はただ貯められているわけでなく、企業などに貸し出されている。銀行は利用者から貯金という形でお金を借り、資金が必要な人に金利をつけて貸し出す。その後、貯金してくれた人にお金を貸してくれた対価として利息を渡す。

 

指標としての金利

上記は「金利」という言葉それ自体の意味。投資をしていると耳にする「金利が上がった・下がった」の「金利」とは、(おそらく)市場金利政策金利のことを差すものと思われる。

 

政策金利・市場金利

政策金利とは、中央銀行(日本なら日本銀行)が一般の銀行にお金を貸す時に受け取る金利政策金利が世間の金利の一番のベースとなる。

市場金利とは、民間の金融機関の金利

政策金利が低いと民間の金融機関は日本銀行から低い金利で資金を調達できるため、企業や個人へも低い金利でお金を貸すことができるようになる(金利が下がる)。逆も然り。

 

金利の変動と需要・供給

物の値段は基本的に需要と供給のバランスで決定する。みんなが欲しいものは値段が高くなるし、要らないものは安くなる。金利も同様。お金を借りたい人が多ければ、多少利子が高くても借りてくれるので金利は上がる。借りたい人が少なければ下がる。

 

金利を「上げる」「下げる」とは?

上のように、金利は基本的には需要と供給のバランスで決まっている。需要がなければ金利は上がらないし、需要があるかどうかは借りる側の問題なので、そこはコントロールできない。

では政府が景気を意図的にコントロールするためにはどうするかというと、政策金利を調整する。

政策金利が下がる→民間の金融金融の金利も下がる→企業は資金調達しやすくなる→経済活動が活発になる→景気が良くなる

政策金利が上がる→民間の金融金融の金利も上がる→企業は資金調達しにくくなる→企業の設備投資などが抑えられる→景気が抑えられる

例えば景気を良くしたい時は政策金利を下げてお金を借りやすくし、利子安くていいからかりて!という形で需要を促していく。

 

景気・物価と金利

金利を意図的に操作する時は上記のように政策金利を調整するが、今度は需要の変化による自然な金利の変動について。

景気

景気が良くなると皆がたくさん物を買うようになる(個人消費が増大)。すると企業も事業拡大や設備投資をするようになり、資金が必要になる(資金需要が増える)。需要が増えるので金利が上がる。逆になると消費者の購買意欲が下がるので企業も事業を縮小し、資金需要が下がるので金利が下がる。

物価

物価とは物の値段のこと。物価が上がる=物の値段が上がると、相対的に今持っているお金の価値が減ってしまう。例えば1個100円のハンバーガーが120円になると、1つのハンバーガーを買うために払うお金が20円分増え、その分損したことになる。お金の価値が100/120=83.3%へ低下したこととなる。

なので、物価が上がると少しでも安い値段で物を買うために買いだめなどが発生し、個人消費が高まるため金利が上昇する。

また、物価が上がると政策は引き締めに動く。物価上昇を抑えるために政策金利を上げるため、どちらにせよ金利は上昇する。

 

金利と債券の関係

金利と債券は逆の動きを見せる。金利が上がれば債券価格(債券が市場で取引される価格)は下がり、金利が下がれば上がる。

例えば債券の利率が1%、銀行の金利が2%の時、債券を持っているより銀行に貯金した方が利息を多くもらえる。というわけで債券の人気(需要)がなくなり価格が下がる(ということだと思う)。

 

そもそも債券とは

債券とはお金を借りたことを証明する借用書のようなもの。お金をかりたい場合は債券=借用書を発行し、債券を購入してもらうことで資金を調達する。債券ではお金を全額返す期限(満期)と利息があらかじめ決められている。